当プロジェクトでは、北海道遠別農業高校(以下、遠別農業高校)にてマーケティング体験コースを実施しました。プログラムは、2019年の6月~12月にかけて、ヤフー社員の講師登壇5回を含めた全10回の講座で行いました。今回の取り組みでは、遠別農業高校で生産された農作物や食肉加工食品、地域の特産品を商品を中心として、授業が進められました。
初回にオリエンテーションを実施し、当プログラムで目指すべきゴールを生徒と共有しました。その後マーケティングの基礎講座を経て、お客様(ユーザー)のことを想像して文章作成、写真の撮影を行い、商品ページを作り込みました。普段の勉学とは違う発想でのページ作成に、生徒は当初戸惑いがあったように見えましたが、徐々にその感覚に慣れてきた様子でした。最終成果発表前には「お客さんは遠別で検索をしないで北海道で検索をするので、検索ワードに北海道を追加しました」などしっかりとした根拠を述べた商品ページの説明ができるようになりました。
また、当プログラム外ではありますが、弊社の会社見学にも来ていただき、社食スペースを利用した物販イベントを開催しました。生徒には物販イベントと当プログラムの両方の体験を通して、実店舗とネットショッピングでの売買の違いを肌で感じてもらい、インターネットならでは販売の特徴を体型的に学んでいただきました。
最終成果発表では、写真や文章の工夫した点や当プログラムを通した学び、またこの学びを今後どう活かしていきたいかなどの観点で発表をしてもらいました。発表会ではPowerPointを使った発表を行い、発表としてどうやって聴衆を惹きつけるかなどの点も工夫されてました。それぞれの発表に対して弊社社員がレビューや講評をしました。この発表会を通して、今後の進路選択や学びにつなげてほしいです。