【農福連携】実践型ネット販売授業で高校生が農業と福祉の課題解決に挑戦

農作業を行う「菊愛会」の利用者と熊本県立菊池農業高等学校の生徒

2019年12月、熊本県立菊池農業高等学校では、インターネットを活用して農業や福祉の課題解決を目指す農福連携の実践型ネット販売授業を実施。地域にある社会福祉法人「菊愛会」の利用者と高校生が共に汗をかきながら農作業を行い、交流と課題解決に向け取り組みました。

高校の授業で学んできた農業や食品加工の知識や技術を活かし、福祉施設の障がい者の方と一緒に農産物を生産、それらを原材料とした商品化にも挑戦。

ヤフー社員からはインターネットでの販売スキルや商品撮影技術などを学び、ヤフーショッピング上に、実際ネットストアを開設し販売に挑戦しています。

授業では、ITスキルを習得するだけでなく、福祉施設の障がい者と関わることで福祉の課題や地域の魅力や農業の価値などについても再考しています。農業と福祉、地域資源などを高校生が「インターネットの力」でつなげて、進展していく総合的な授業となっています。

将来的には、地域の農業活性化につなげるとともに、民間事業者の必要とするネット販売やマーケティングに関するノウハウを学生が身につけることで、自身の就職や進路にも役立てることができる人財育成の実践的プログラムです。

授業に取り組む熊本県立菊池農業高等学校の生徒